INGREDIENT
生薬ディクショナリー
漢方薬は、脈々と受け継がれてきた自然のエネルギーあふれる生薬(しょうやく)を組み合わせて生まれます。代表的な生薬のはたらきや、配合される漢方薬をご紹介します。

あでやかな牡丹や芍薬の根は女性特有の悩みを癒し美しさへと導き、薬味として欠かせない生姜は体を温めながら新陳代謝を促し胃腸を整え、 また、みずみずしい桃や杏子の種は血の巡りを良くしたり腸を潤すはたらきをします。私たちの生活を豊かにする美しい花や日常的に取り入れている食物などの身近なものも、漢方薬と深い繋がりを持つものが多く存在しています。
帰経きけいとは

漢方薬に含まれる生薬は、“経絡(けいらく)”と呼ばれるエネルギーの伝達経路に入って各臓腑に運ばれ効果を発揮します。五臓六腑のどこに作用するかを表したものを”帰経(きけい)”と言います。西洋医学では、臓器の機能は解剖学的なものを指しますが、漢方による臓器の概念は、体の機能や役割の部位を5つに分けて考えています。

主な生薬クリックして詳細をご覧ください